フィリピン関税局、GXS RosettaNet 電子通関(eCustoms)ソリューションの本稼動を開始

2005.8.26
フィリピン関税局、GXS RosettaNet 電子通関(eCustoms)ソリューションの本稼動を開始

※本リリースは8月25日に米国にて発表されたリリースの翻訳版です。
フィリピンの半導体およびエレクトロニクス産業をターゲットとした通関処理のスピードアップとコスト削減を実現
(米国時間)】~

— B2B eコマース ソリューションのリーディング カンパニーであるGXSは本日、フィリピン税関(Bureau of Customs)がGXS RosettaNet ベースの通関ソリューションの導入を完了し、本稼動を開始したことを発表しました。 各種通関・船積書類の処理を自動化するこのシステムによって、ハイテク産業のメーカー各社ならびにそれぞれの輸送会社と通関業者は、セキュアな環境で電子輸出申告書類を税関の自動通関システムに送信することが可能になります。 今回本稼動を開始したことで、フィリピンはGXS RosettaNetベースの高度な電子通関ソリューションを導入し完全に稼動させた世界初の国になります。

従来、通関関連書類の準備、提出、承認はすべて手作業で行っていたため、大量のペーパーワークやデータの再入力など人的ミスが発生する恐れも高く、処理には長い時間を要し、サプライチェーンのボトルネックとなることも珍しくありませんでした。 このような環境に対し、GXSの電子通関ソリューションはフィリピンの全輸出において70%を占める半導体・エレクトロニクス産業の通関サイクルタイムの大幅な短縮とトランザクション コストの大幅な削減を可能にするソリューションになります。 GXSの高度なロジスティクス ソリューションによってビジネス プロセスの効率を大きく高めることで、グローバル マーケットにおけるフィリピンの競争力も飛躍的に高まることが期待されます。

フィリピン税関当局の局長アレクサンダー・アレバロ氏(Alexander Arevalo)は、「従来の EDI 環境からコスト効率が良くインターネットを通じたセキュアなトランザクションを実現する環境へ移行することは、私たち税関当局だけではなく、国内で私たちとやり取りをする各企業はもちろん、フィリピンの経済環境全体にとっても非常に重要なステップです。 インターネット環境への移行は、私たちが推進しているE2M(electronic-to-mobile: 電子環境からモバイル環境への拡張)ガバナンスの一環でもあります。 フィリピンの輸出統計においてエレクトロニクスは圧倒的な割合を持つ分野です。 GXS社が提供するRosettaNetベースの電子通関ソリューションを導入したことによって、輸入した構成部品から完成品を組み立てて輸出するまでのプロセスを向上させ、国内各企業の競争力強化を支援できるようになりました」と述べています。

今回本稼動を開始したRosettaNetベースの電子通関ソリューションの導入およびパイロット テストは2004年10月、Intel Technology Philippines社、PEZA(Philippines Economic Zone Authority: フィリピン経済区庁)、DHL Danzas社(テスト関連の輸送サービスを提供)の参加で行われ、成功裏に終了しました。 GXS On-Demand B2B Services for RosettaNetは、eKonek社を通じてDHL Express社、DHL Danzas社、Exel Logistics社、Federal Express (Philippines)社の輸送サービス各社が導入し、すべてがフィリピン税関当局につながっています。 税関当局が導入したRosettaNetソリューションは、GXSの代理店InterCommerce Network Services社が提供しました。 同社が提供しているCWS(Customs Workstation System: 税関ワークステーション システム)によって、輸送サービスおよび通関各社は税関とPEZAに提出する輸出申告としてPIP3B18を処理することができます。 InterCommerce社は、フィリピン国内の税関関連ソリューションの提供において10年以上の豊富な経験を有するベンダーです。

GXSのアジア太平洋地域担当バイス プレジデント、ベン・ウォング(Ben Wong)は、「今回のプロジェクトは私たちGXSだけではなく、全世界のエレクトロニクス業界にとっても記念すべきプロジェクトです。 このプロジェクトによって、RosettaNet標準の定義と普及におけるGXSの重要な役割があらためて認められることになりました。 フィリピンの税関当局は、フィリピンを取り巻く地域の他の税関各局に対しても、グローバル サプライチェーンのコストを削減すると同時に効率を高める上で積極的なパートナーになれるという好例を示してくれました。 フィリピンでの電子通関ソリューションの成功に触発され、ASEAN(東南アジア諸国連合)各国においても間違いなくRosettaNet の普及がさらに推進されることになるでしょう」と述べています。

RosettaNet標準は、企業間における業務の連携を実現する共通のグローバル電子商取引言語を提供します。 この標準によって、顧客や取引先との間でシステムを統合し、シームレスでセキュアなリアルタイムのB2Bトランザクションが可能になります。 RosettaNet標準には数多くのさまざまなメリットがありますが、たとえば数多くの取引先が存在する業界全体を網羅した再利用可能なインターフェイスを構築できるという点も、大きなメリットのひとつです。

RosettaNetのアジア担当副社長、スティーヴン・イェオ氏(Steven Yeo)は、「ローカルとグローバルの両方で商取引をサポートしながら業務処理時間の短縮とコスト削減を実現する能力こそ、この業界にRosettaNetがもたらす価値と言えます。 税関への申告プロセスの自動化と標準化をさらに進めることで、あらゆる企業が世界中どの国の港湾でも1件の申告書で処理を実行できるようになるでしょう」と述べています。

RosettaNetについて

GS1 USの下位組織であるRosettaNet(ロゼッタネット)は、グローバルなビジネス ネットワークにおけるビジネス プロセスの統一を実現するオープンなeビジネスプロセス標準のコラボレーティブな定義と迅速な普及を推進する非営利団体です。 RosettaNetの標準とサービスは、グローバル サプライチェーンにおけるeビジネス トランザクションおよび取引先とのミッション クリティカルなビジネス プロセス統合の基盤となる共通の言語を提供します。 豊富な実績に裏打ちされたRosettaNet標準を採用することによって、企業はサプライチェーンのプロセス全体を通じた大幅なコスト削減、顧客や取引先とのeビジネス コミュニケーション環境の向上、PLM(プロダクト ライフサイクル マネジメント)能力の強化、顧客満足度の向上を実現できるようになります。 RosettaNetに関する詳細はWebサイトwww.RosettaNet.orgをご覧ください。(ロゼッタネット ジャパン:http://www.rosettanet.gr.jp/

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